健康管理コラム

良い油?悪い油?脂質について学ぼう! ② ~オメガ3って何?~

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TVのCMなどでオメガ3や魚油(EPAやDHA)が「体にいい」と耳にしますが、それらは一体、どんな油なのでしょうか。

脂質は、中性脂肪、脂肪酸、リン脂質、コレステロールの4つに分かれています。オメガ3やEPAやDHAは脂肪酸に分類されます。

今回は、知っているようで知らない「脂肪酸」についてご紹介いたします。

脂質の分類とコレステロールについては、良い油?悪い油?脂質について学ぼう! ① をご覧ください。

DHAとEPAを多く含むぶり、サバ、さんま、さわらなど

脂肪酸って何?

脂肪酸とは、中性脂肪の構成成分です。脂肪酸には、さまざまな種類があり、構成している脂肪酸の種類によって脂質の性質が異なります。
脂肪酸は構造の違いから、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸

鎖状につながった炭素がすべて水素に結合しています。
常温で固体のことが多く、酸化されにくいのが特徴です。主に動物性食品に多く含まれています。

不飽和脂肪酸

鎖状につながった炭素同士が二重結合している部分をもっています。
  • 二重結合の数が1つ ⇒ 一価不飽和脂肪酸
  • 二重結合の数が2つ以上 ⇒ 多価不飽和脂肪酸
常温で液体のことが多く酸化されやすいのが特徴です。主に植物性食品や青魚に多く含まれています。
不飽和脂肪酸

オメガ3、オメガ6の油ってどういう意味??

オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸というのは、不飽和脂肪酸に分類される脂肪酸の種類です。「オメガ」というのは古い言い方で、現在はオメガ3脂肪酸のことを「n-3系脂肪酸」、オメガ6脂肪酸のことを「n-6系脂肪酸」と呼んでいます。

これらは二重結合の数が2つ以上を持つ多価不飽和脂肪酸です。一番端っこの炭素原子のことをn末端と呼び、n末端から数えて3つ目の炭素が二重結合であるものを「n-3系脂肪酸」、6つ目の炭素が二重結合であるものを「n-6系脂肪酸」と呼びます。
※元素記号⇒炭素=C 水素=H 酸素O

 
飽和脂肪酸(ステアリン酸)
飽和脂肪酸(ステアリン酸)
 
不飽和脂肪酸(α―リノレン酸)
不飽和脂肪酸(α―リノレン酸)
 
不飽和脂肪酸(リノール酸)
不飽和脂肪酸(リノール酸)

n-3系脂肪酸

  • しそ油、えごま油、アマニ油に多く含まれるα―リノレン酸
  • ぶり、サバ、さんま、さわらなどに多く含まれるDHAとEPA

n-6系脂肪酸

  • サフラワー油、ひまわり油、ごま油などに多く含まれるリノール酸
  • 母乳に多く含まれるγ‐リノレン酸
  • レバー、卵黄、サザエ、伊勢海老、アワビなどに多く含まれるアラキドン酸
n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸は体で合成できないため食事から取る必要があります。しかし、不飽和脂肪酸を多く含む食品にも飽和脂肪酸が含まれているため、脂質の取りすぎには注意が必要です。

不飽和脂肪酸の多い食品をたくさん食べるのではなく、肉類中心だった食生活から青魚の回数を増やしてみる、バターをごま油やアマニ油に変えてみるなど、飽和脂肪酸を多く含む食品の代替として、不飽和脂肪酸を多く含む食品を取り入れていくのがよいでしょう。
飽和脂肪酸を多く含む食品の代替として、不飽和脂肪酸を多く含む食品を取り入れる
 

いかがでしたか?
今回は脂肪酸について少し踏み込んだ内容で学んでいただきました。

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