りずみんの健康管理コラム

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2024.06.14
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梅雨は髪の毛がうねりやすい?梅雨に負けない美しい髪を保とう!

今年も梅雨の時期がやってきましたね。ヘアセットをしていても、湿気のせいで思い通りの髪型にならないことはありませんか?髪型が決まらないと一日の気分も下がりがちです。

今回は、毛髪の基礎知識や梅雨の湿気に負けない美しい髪の毛を保つ方法などをご紹介いたします。

髪の毛の構造

毛髪の主成分はタンパク質で、その他にも脂質やメラニン色素などによって構成されています。毛髪は、外側から毛小皮(キューティクル)、毛皮質、毛髄質と3層になっています。キューティクルは、髪の毛の表面を覆っている組織のことで、外的刺激から髪の内部を守る働きをしています。ウロコ状の層が重なっており、水に濡れると開く性質があります。梅雨の時期のうねりや広がりは、一番外側のキューティクルが大きく関係してきます。

梅雨は髪の毛がなぜまとまらないの?

梅雨をはじめとする雨の日は、湿度が高くなることでキューティクルが開いてしまい、そこに水分が入りやすくなってしまいます。特に、ダメージを受けている毛や乾燥している毛は水分を吸収しやすく、髪が広がったり、うねりやすくなったりしてしまいます。そのため、キューティクルを整えることが、水分だけでなく、外部からの刺激にも負けない強くて美しい髪の毛を維持するために必要なこととなります。

髪の毛にもリズムがある

髪の毛には寿命があり、永遠と伸び続けるのではなく、ある程度成長をした後に自然と抜けて新しい髪の毛が生えてきます。このサイクルを「ヘアサイクル」といいます。髪の毛には成長期、退行期、休止期の3つの段階を約2~6年かけて繰り返しています。
しかし、生活習慣が乱れ、必要な栄養素が不足してしまうと、ヘアサイクルが乱れ、美しい髪の毛が十分に育たなくなってしまいます。

湿気に負けない強くて美しい髪の毛を保つには

湿気などの水分がキューティクルの隙間から内部に入り込むことで髪の毛にうねりを与えてしまいます。そのため、キューティクルを引き締めることが大切です。
次のようなケアを行うことで、美しい髪の毛を保ちましょう。

●根本からしっかりと乾かす
髪の毛の根元部分は乾きにくいですが、うねりを抑えるためにはドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。めんどくさいからといって、髪の毛を自然乾燥や生乾きのままにすると、毛髪内の水分バランスが悪くなり、うねりの原因となります。また、髪の毛を乾かす時に温風後に冷風を当てることで、よりキューティクルが引き締まります。

●ヘアスタイリング剤を使用する
ドライヤー前に洗い流さないタイプのトリートメントを使用することで、含まれる油分が皮膜の役割をしてくれて、水分が出ていきにくくなり、髪の毛が守られます。また、ドライヤーの熱から髪の毛を守るためには、髪の毛を乾かす前にヘアオイルやヘアスタイリング剤を使用することもおすすめです。

●バランスの取れた食事を摂る
髪はケラチンと呼ばれるタンパク質からできています。そのため、タンパク質が少ないと髪の毛に栄養素が行き届かず、髪がパサつきダメージを受けやすくなってしまいます。他にも、ケラチンの合成を促進する亜鉛や鉄、ビタミンB群を含む食べ物を摂取することが大切です。美しい髪の毛を保つためには栄養素バランスの整った食事を摂り、内側からもケアしていくことが大切です。

●紫外線ケアをする
紫外線を浴びると、キューティクルが剝がれてしまい、髪の毛の内部に水分が入りやすくなってしまいます。髪の毛に使用できるUVカットスプレーや日傘、帽子を使用するなど、髪の毛を紫外線によるダメージから守りましょう。

いかがでしたか?美しい髪の毛を維持するには外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。

健康管理検定2級では毛髪のリズム、3級では梅雨の養生など四季折々のくらし方も学んでいただけます。

著者: 健康管理能力検定 監修: 日本成人病予防協会