りずみんの健康管理コラム

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2020.02.14
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紫外線の健康被害と紫外線アレルギーの予防方法

紫外線といえば、ギラギラとした夏の日差しを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、春先から紫外線量は徐々に増えてくるため、この時期から対策が必要になります。

そこで、今回は紫外線の気になる疑問を解消していきます。
春の紫外線と健康との関係については、こちらでも紹介をしています。チェックしてみてください!

紫外線は敵?

日本の紫外線量は年々増加しており、紫外線を浴びすぎると日焼けやシワ、シミ、白内障、皮膚がんなど、健康にさまざまな悪影響を与えます。海や山のレジャー時はもちろん、日頃のスキンケアの一部として、子供の頃から紫外線対策をしっかりと行う習慣をつけましょう。紫外線対策というと女性が美容のためにするものというイメージもありますが、男女問わず紫外線対策をすることをおすすめします。

なお、紫外線というと悪いイメージばかりが先行しますが、実は体にとってよい面もあります。紫外線を浴びると、私たちの体内ではビタミンDが合成されます。ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を高める作用を持ち、骨や歯を作るのに必要な栄養素です。そのため、環境省でも適度に日光を浴びることを推奨しています。日光を浴びる時間については、地域や季節、時間、天候、服装、皮膚の色などによってビタミンDの合成量は左右されるため、一律に何分と表現することができないとしています。しかし、紫外線を極端に避けたり、外出機会が少なかったりする人は、ビタミンDが不足する可能性があります。健康維持のためには、適度な日光浴も必要です。

紫外線の少ない冬なのに雪山で日焼けするのは何で?

雪山でウィンタースポーツを楽しんでいたら、くっきりとゴーグルの痕が残るほど日焼けしてしまった…という人も多いのではないでしょうか。雪山やゲレンデは雪によって反射した紫外線がさまざまな方向から降り注ぐため、通常のおよそ2倍近い紫外線量を浴びているといわれています。さらに、標高が高くなると、その分紫外線量も増えるため、日焼けをしやすくなってしまうのです。これを、一般的に「雪焼け」と呼んでいます。北海道などでは春先まで雪山でウィンタースポーツを楽しむことができますが、真冬に比べて紫外線量が増えているため、さらに注意が必要です。雪山やゲレンデでは、日焼け止めなどを使って、しっかり紫外線対策をしましょう。

紫外線の吸収を高める成分がある?

アロマオイルには、紫外線の吸収を高め、日光に当たると紫外線に反応して接触性皮膚炎などを起こす光毒性成分を含んだものがあります。

例えば、ベルガモットやレモン、オレンジ類に含まれます。ただし、種類や抽出方法によって光毒性のないものもあります。紫外線を浴びる時間帯に使用するもの、夜や自宅で使用するものなど、使い分けると良いでしょう。

紫外線アレルギーがある!?

日光を浴びると、肌や目にかゆみや湿疹などのアレルギー症状が出る人がいます。紫外線を浴びることによりアレルゲンが生成されて症状が出る場合もあれば、塗り薬や化粧品、飲み薬の成分などと紫外線が反応してアレルギーを引き起こす場合もあります。また、紫外線対策として使用した日焼け止めのクリームなどの成分に反応してアレルギー症状が出てしまう人もいます。原因を特定し、アレルゲンとなるものを取り除くようにしなければなりません。

紫外線アレルギー対策方法

  • 日中のスキンケアとして、日焼け止めを取り入れる(アレルゲンが日焼け止めの場合は使用しない)

  • 汗をかく場合は、日焼け止めをこまめに塗りなおす

  • 長袖や丈の長いボトムなどできるだけ肌を出さないように服装の工夫をする

  • 紫外線の強い10:00~14:00くらいの外出を避けたり、日傘を使用したりする

  • 紫外線アレルギーがひどい場合は、部屋のカーテンや窓にもUV加工されているものを使用する

  • 生活習慣を整えて、体調を整える

いかがでしたか?

紫外線などの春のリズムは3級で、肌のリズムは2級テキストで学べます。ぜひ、テキストを勉強してみてください!

春夏に向けて紫外線対策を始めましょう!

著者: 健康管理能力検定
監修: 日本成人病予防協会