りずみんの健康管理コラム

RIZUMIN’S COLUMN
りずみんの健康管理コラム りずみんの健康管理コラム
2026.10.15
カラダ
ライフスタイル
  • #秋の健康管理

おいしく食べるために!知っておきたい歯の健康!

秋は、さつまいもや栗、きのこ、魚など、さまざまな食材がおいしくなる季節です。「食欲の秋」「秋の味覚」ともいわれるように、おいしいものを味わう機会も増えるのではないでしょうか。そんな食事を楽しむために欠かせないのが「歯」です。

今回は、おいしく食べ続けるために知っておきたい、歯の役割や歯の病気、日頃からできるケアについてご紹介します。

食べるために欠かせない歯

歯の構造

歯ぐきから見えている部分を「歯冠」、歯ぐきに隠れている部分を「歯根」といいます。歯冠の表面は、人体の中でも特に硬い組織である「エナメル質」で覆われており、食べ物を噛んだときの力や刺激から歯の内部を守っています。エナメル質の内側には「象牙質」があり、細かな管が通っています。この管を通して刺激が歯の中心部に伝わることで、冷たいものや熱いものなどを感じることができます。さらに歯の中心部には「歯髄」があり、神経や血管が通っています。歯根は歯ぐきや「歯槽骨」などの組織によって支えられており、歯をあごの骨にしっかりと固定しています。

歯の役割

歯は、食べ物を噛み砕くだけでなく、食べ物の硬さや温度などを感じたり、食事をスムーズに進めたりする役割があります。歯の健康が損なわれると、硬いものを避けるようになったり、食べられるものが限られたりすることもあります。

歯の健康を損なう病気

虫歯

虫歯は、プラーク(歯垢)に含まれる細菌が作る酸によって歯が溶け出した状態のことをいいます。虫歯の主な原因菌であるミュータンスレンサ球菌(MS菌)は、糖分をエサにして酸を作り出し、歯の表面を溶かします。通常、口の中では唾液の働きによって、酸で溶け出した歯の成分が補われますが、甘いものを頻繁に食べたり飲んだりすると、歯が溶ける状態が続き、虫歯になりやすくなります。初期には自覚症状が少ないこともありますが、進行すると痛みが出たり、歯の神経にまで影響が及んだりすることがあります。

歯周病

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に付着したプラーク(歯垢)が蓄積することで、細菌が繁殖して歯ぐきに炎症を起こす細菌感染症のことをいいます。初期には歯ぐきの腫れや出血などがみられ、進行すると歯を支える骨が破壊され、歯がぐらついたり抜けたりすることがあります。初期には痛みが少ないため、気づかないうちに進行している場合もあります。

全身の健康への影響

口の中の健康は、全身の健康とも関係しています。特に歯周病は、歯ぐきの炎症によって生じた炎症性物質などが血流を介して全身に広がり、インスリンの働きや血管の機能に影響を及ぼす可能性があることから、糖尿病や心血管疾患との関連が指摘されています。また、歯を失うと食べ物を噛みにくくなり、食べられるものが偏ることで、栄養バランスに影響する可能性もあります。

歯の健康を守るために、日頃からできること

歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを活用する

歯ブラシだけでは、歯と歯の間に付着したプラーク(歯垢)を十分に取り除けないことがあります。特に、奥歯や親知らずは歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生じやすい部分です。歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯ブラシの届きにくい部分も清潔に保ちましょう。また、歯磨きは歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目も意識して丁寧に行うことが大切です。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯や歯周病を早期に発見し、予防するためには、定期的に歯科検診を受けることが大切です。受診の間隔は口の中の状態によって異なりますが、3~6か月に1回程度を目安に、歯科医師や歯科衛生士に相談しながら、自分に合った間隔で受診しましょう。歯石の除去や、自分に合った歯磨き方法の指導を受けましょう。

食事や間食のリズムを意識する

食事や間食の回数が多く、口の中が酸性になる時間が長くなると、歯が溶けやすい状態が続き、虫歯のリスクが高まります。間食は時間や回数を決め、食べ続けたり、甘い飲み物を少しずつ長時間飲んだりする習慣を見直しましょう。食事と間食のメリハリをつけることが大切です。

甘いものや酸性の飲み物のとり方を工夫する

砂糖を多く含むお菓子や飲み物は、虫歯の原因となるため、摂る量や頻度に気をつけましょう。また、炭酸飲料や果汁飲料、スポーツドリンクなど、酸性の飲み物を頻繁に飲むと、酸によって歯の表面が溶けてしまうことにつながります。飲み物は水やお茶を基本にし、酸性の飲み物をとった後は水で口をすすぐなどの工夫を取り入れましょう。

いかがでしたか?
歯は、食べ物を噛み、食事をおいしく楽しむために欠かせないものです。虫歯や歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きや食生活を見直すことに加え、定期的な歯科検診も大切です。
いつまでも自分の歯でおいしく食べ、健やかに過ごせるように、日頃のケアを大切にしながら歯の健康を守っていきましょう。

健康管理能力検定3級では歯のリズムを整える自律神経、食事のリズムについて、2級では虫歯と食事のリズムの関係についても学んでいただけます。

著者: 健康管理能力検定 監修: 日本成人病予防協会