りずみんの健康管理コラム

RIZUMIN’S COLUMN
りずみんの健康管理コラム りずみんの健康管理コラム
2026.09.16
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  • #季節の変わり目
  • #秋の健康管理

心と体を整える「香りの秋」を楽しもう!

厳しい暑さが続いた夏を終え、少しずつ秋の気配を感じる季節になりました。秋になると、街を歩いているときにふと季節の移り変わりを感じさせる香りが増えてきます。香りは、私たちの生活に身近なものですが、実は「心」や「体」とも深くかかわっており、疲れを感じやすいこの時期に、心身をリラックスさせるきっかけにもなります。

今回は、香りが心や体に与える影響を知り、秋ならではの香りや食事の香りを楽しむ方法をご紹介します。

秋は疲れを感じやすい季節

秋は、朝晩と日中の寒暖差が大きくなり、空気も少しずつ乾燥していく季節です。こうした寒暖差や生活環境の変化に対応するため、体は体温や血圧などを一定に保とうと調整を続けています。そのため、自律神経に負担がかかり、疲れやだるさ、睡眠の乱れなど、さまざまな不調を感じることがあります。

香りは心と体にどう働く?

そんな秋の疲れを感じたときに取り入れたいのが「香り」です。香りの情報は、鼻の奥にある嗅細胞で受け取られ、嗅神経を通って嗅球へ伝わります。視覚や聴覚などの感覚情報は、視床を介して大脳新皮質へ伝えられるのに対し、嗅覚は視床を介さず、感情や記憶に関わる大脳辺縁系へ直接伝わるという特徴があります。

大脳辺縁系との関わり

嗅覚の情報は、感情に関わる「扁桃体」や、記憶に関わる「海馬」などとつながっています。そのため、香りをきっかけに過去の記憶がよみがえったり、気分転換や気持ちの切り替えにつながります。

自律神経との関わり

嗅覚の情報は、扁桃体などを介して「視床下部」にも伝わります。視床下部は自律神経やホルモンの働きなどを調整する重要な部位です。そのため、心地よい香りを感じることで、副交感神経が優位になり、心身の緊張が和らいでリラックスにつながります。

香りを目的やシーンに合わせて取り入れよう

香りは、目的やその日の気分に合わせて選ぶことで、日々のセルフケアにも取り入れることができます。ここでは、アロマオイルの一例をご紹介します。
・肩こりや首のこわばりが気になるとき…ラベンダー、ペパーミント
・眠る前にリラックスしたいとき…ベルガモット、イランイラン、ローズマリー
・気分を明るくしたいとき…オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類
・気分を落ち着かせたいとき…フランキンセンス、ローズウッド、ゼラニウム
・やる気が出ないとき…レモンバーム、ペパーミント、グレープフルーツ

※香りの感じ方や好みには個人差があります。上記はあくまで一例ですので、無理に苦手な香りを選ばず、自分が心地よいと感じる香りを楽しみましょう。

秋ならではの香りを楽しもう

金木犀

金木犀の特徴的な甘く華やかな香りには、リナロールやβ-イオノンなど、さまざまな香気成分が含まれています。また、金木犀は開花期間が短く、限られた時期に強く香るため、「この香りを嗅ぐと秋を感じる」という季節の記憶とも結びつきやすい香りです。

木々や落ち葉

秋の公園や森林では、木々や落ち葉、土などから独特の香りを感じることがあります。植物が発する香りには、テルペン類などさまざまな揮発性成分が含まれており、森林では樹木から放出されるフィトンチッドと呼ばれる揮発性成分も知られています。森林の香りを感じながらゆっくり過ごす「森林浴」は、自然を感じるだけでなく、気分転換やリラックスのきっかけにもなります。

栗や焼きいも

栗や焼きいもは、加熱によって糖とアミノ酸などが反応するメイラード反応などが起こり、焼きたてならではの香ばしい香りが生まれます。食べ物の香りは、鼻から感じるだけでなく、食べるときに口の中から鼻へ抜ける風味としても感じられます。

食事にも香りを取り入れよう

ハーブで香りをプラス

バジルやローズマリーなどのハーブは、料理にさわやかで豊かな香りを加えてくれます。肉や魚料理、スープなどに取り入れることで、素材の味を活かしながら風味を楽しむことができます。

スパイスで風味を豊かに

ブラックペッパー、カレー粉、シナモン、クミンなどのスパイスは、少量でも料理に特徴的な香りや風味を与えます。いつもの料理に取り入れることで、味付けのアクセントになります。

柑橘類でさわやかな香りを

レモン、ゆず、すだちなどの柑橘類は、さわやかな香りと酸味が特徴です。果汁だけでなく、皮にも香り成分が含まれているため、皮を少量削って料理に加えるのもおすすめです。

香りを活かして減塩に

料理のおいしさは、味覚だけでなく香りや食感など、さまざまな感覚によって生み出されています。ハーブやスパイス、柑橘類などの香りを活用することで、塩分を控えながらも料理の風味を楽しむ工夫につながります。

いかがでしたか。
忙しい毎日の中でも、ふと立ち止まって香りを感じる時間をつくることで、気分転換やリラックスにつながるかもしれません。この秋は、身近にある「香り」に少し意識を向けて、心とからだを整える時間を楽しんでみませんか?

健康管理能力検定3級では日常で取り入れやすいリラックス方法について、2級では秋の養生、自律神経の働きについても学んでいただけます。

著者: 健康管理能力検定 監修: 日本成人病予防協会