りずみんの健康管理コラム

RIZUMIN’S COLUMN
りずみんの健康管理コラム りずみんの健康管理コラム
2026.06.16
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夏場の冷えに負けない体づくり

6月に入り、蒸し暑い日が増えてきました。本格的な夏を前に、早くもエアコンを使い始めている方も多いのではないでしょうか。実は、夏は1年の中でも体が冷えやすい盲点の季節です。「手足が冷たい」「なんとなく体がだるい」と感じたら、それは体が悲鳴を上げているサインかもしれません。

今回は、夏場の冷えの原因を知り、今からできる「冷えない体づくり」のポイントをお届けします。

夏場の冷えはどうして起こる?

夏に体が冷える主な原因は、「生活習慣」と「自律神経の乱れ」にあります。
私たちの体は、自律神経の働きによって暑い時には皮膚の血管を広げ、熱を外に逃がしながら汗をかいて体温を下げようとします。しかし、冷房の効いた涼しい室内と猛暑の屋外を何度も行き来すると、この体温調節を担う自律神経の切り替えが追いつかなくなり、体温調節機能が低下することで体の冷えへとつながってしまいます。さらに、暑さから冷たい飲み物やアイス、そうめんなどの冷たい食事ばかりを好んで摂るようになると、外側からだけでなく、内臓から直接体を冷やしてしまう原因になります。

冷えが引き起こす体の不調

冷えを軽くみて放っておくと、体にはさまざまな不調が現れ始めます。

慢性的な疲労感・だるさ

体が冷えて血流が悪くなると、細胞に酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなるため、寝ても疲れが取れにくくなります。

胃腸のトラブル

内臓(特に消化器官)が冷えると、胃腸の働きが低下し、食欲不振や下痢、便秘を引き起こします。

免疫機能の低下

体が冷えて血流が悪くなると、血液に乗って全身を巡りウイルスや細菌と戦う白血球の働きも鈍くなってしまいます。その結果、体全体の防御力が低下し、夏風邪を引きやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

肩こり・頭痛

冷えを感じると、無意識に体に力が入り、筋肉が硬直することで血流が滞り、こりや痛みを誘発します。

毎日の工夫で血流UP!冷えない体を作る習慣

冷えに負けない体にするためには、滞った血流を改善し、自律神経を整える日々の生活習慣が大切です。

「大きな筋肉」を動かす

体の熱の大部分は筋肉で作られます。特にお尻や太ももなど、下半身には大きな筋肉が集まっています。ウォーキングやスクワット、デスクワークの合間にかかとの上げ下げ運動をするだけで、下半身のポンプ機能が働き、全身の血流が促進されます。

こまめにストレッチを行う

仕事や家事の合間にこまめにストレッチを取り入れて、筋肉をほぐしてあげましょう。緊張して硬直している筋肉をほぐすことで血流が促進されます。ストレッチは伸ばしている部分を意識しながら、ゆっくりと行うのがポイントです。効果を高めるためには、筋肉が十分に伸びたと感じたところで、しばらく静止し、それぞれの動作を5回ほど繰り返すとよいでしょう。

<おすすめストレッチ:太ももの後ろ側>
 ・直立した状態から、両足を左右に交差させる
 ・前を見るようにしながらゆっくりと前傾する
 ・反対に交差させて、同じ動作を繰り返す

湯船に浸かる習慣をつくる

夏はシャワーで済ませがちですが、38〜40度のぬるめのお湯に10〜15分ほどじっくり浸かりましょう。体が芯から温まり、副交感神経が優位になって自律神経のバランスが整います。

内臓冷えを起こさない食事法

食事を選ぶ際、東洋医学の「体を温める・冷やす」という食べ物の性質を知っておくと、内臓の冷えを防ぐ強い味方になります。
実は、夏が旬の野菜や果物には、体内の余分な熱を逃がす働き(涼性・寒性)があります。気温が高くなる夏には嬉しい性質ですが、摂り過ぎてしまうと逆に胃腸を冷やす原因になるため注意が必要です。また、そのまま食べると体を冷やしてしまう食べ物も、加熱することで体を冷やす性質を和らげることができます。食べ物の性質を知って、体を冷やす食べ物は加熱したり、温性の食べ物と組み合わせたりするなど、上手に工夫してみましょう。

体を冷やす「涼性」の食べ物の特徴

<特徴> 夏に旬を迎える、水分が多い、南国や暖かい地域で採れる、色が白・緑系のものが多い。
<食材例> きゅうり、トマト、なす、レタス、スイカ、メロン、バナナ など

体を温める「温性」の食べ物の特徴

<特徴>寒い地域で採れる、水分が少なく地中で育つ(根菜類)、香味野菜や香辛料、色が赤・黒・橙系のものが多い。
<食材例>しょうが、ねぎ、にら、にんにく、かぼちゃ、ごぼう、れんこん、にんじん など

いかがでしたか。
冷えは冬だけではなく、夏にも起こりやすい身近な問題です。本格的な夏を迎える前から、毎日の運動や入浴、食事を見直し、「冷えない体」の土台を作って、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

健康管理能力検定3級ではストレッチの仕方、入浴の仕方について、2級では東洋医学の観点から夏の食養生についても学んでいただけます。

著者: 健康管理能力検定 監修: 日本成人病予防協会