りずみんの健康管理コラム

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2020.01.16
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目が痒い、顔が痒い、それ花粉症皮膚炎かも!?

寒さの厳しい日が続いていますね。この時期になると、なぜか目や顔がかゆい、肌が荒れるという方はいませんか?

つい冬の乾燥によるものだと思いがちですが、そのかゆみの原因は「花粉症」かも知れません。花粉症というと春先を思い浮かべますが、スギ花粉は1月ころから飛びはじめるため、この時期から注意が必要です。

今回は、花粉症皮膚炎についてご紹介します。

花粉症皮膚炎のメカニズム

花粉が体内に入り、一定量を超えると、本来は体を守るための免疫が過剰に反応し、ヒスタミンなどの化学物質を出します。この化学物質が、鼻や目などの粘膜や神経を刺激すると、鼻水やくしゃみ、目のかゆみや充血などの症状を引き起こします。一方で、バリア機能が低下した皮膚に花粉が付着すると、炎症を起こし、かゆみや湿疹、乾燥、ヒリヒリした痛みなどの症状が現れます。特に、顔や首、うなじなどの露出した部分に多くみられます。
本来、健康な肌は皮膚の一番外側にある角質層によって外部刺激から肌を守っています。しかし、乾燥によって肌のバリア機能が低下していると、角質層がめくれ、その隙間から花粉が侵入し、アレルギー反応を引き起こします。

花粉症皮膚炎の予防

花粉症皮膚炎には、肌のバリア機能を高めることが大切です。肌の保湿や室内の湿度管理をしましょう。鼻をかみすぎたり、目をこすったり、かゆいところを掻きむしったりしてしまうと肌のバリア機能が低下して、花粉症皮膚炎になりやすくなるので注意しましょう。
また、外出時にはメガネやマスクを活用したり、花粉をブロックする化粧品を使用したりして、花粉を直接肌に触れないようにすることも必要です。寒い時期はマフラーなどで首元を覆うと肌に直接花粉が触れずに済みます。
家に帰ったら、すぐ洗顔をしたり、シャワーを浴びて花粉を落としたり、室内では空気清浄機の使用をしたりすることで、花粉との接触を少なくすることが重要です。また、熱いお湯の入浴は、肌を乾燥させ、肌のバリア機能の低下につながるため、ぬるめのお湯に浸かるのが良いでしょう。

生活習慣を見直そう!

花粉症皮膚炎を緩和していくためには、体質を変えていくことが大切です。鼻水、くしゃみなどの花粉症の緩和にも同じことが言えます。焦らずに、正しい生活リズムを送ることを心掛けましょう。

①腸内環境を整えよう

ヒトの免疫機能の約60~70%は腸にあるといわれています。乳酸菌や食物繊維の豊富な食品を取り入れて腸内環境を整えましょう!

②免疫機能に関わるビタミンを積極的に取り入れよう


  • ビタミンA:胃腸や口、鼻の粘膜を正常化し、免疫機能を維持する働きがあります。

  • ビタミンC:免疫細胞を活性化させたり、細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成に関わっているため、健やかな肌をつるのに役立ちます。

  • ビタミンE:免疫細胞を活性化したり、抗酸化作用によって

③食品添加物を控えよう

加工食品やインスタント食品に使われている食品添加物を多くとっていると、体質が過敏になり、アレルギー反応を起こしやすいといわれています。

④乾燥を避けよう

乾燥していると、粘膜や皮膚の機能が低下し、花粉が体内に侵入しやすくなります。湿度管理や、肌の保湿を徹底しましょう。

⑤質の良い睡眠をとりましょう

良質な睡眠は、自律神経や免疫機能を整える働きがあります。よく眠って、体の調子を整えましょう。

⑥ストレスをためない

自律神経のバランスが崩れると、免疫機能も乱れます。リラックスする時間を作ったり、趣味やスポーツをしたりして、リフレッシュすることも大切です。

いかがでしたか?

正しい生活リズムはテキスト3級で学べます。睡眠のリズムはテキスト2級で学べます。

生活習慣を整えることで、花粉症の緩和や花粉症の予防を心掛けましょう。

著者: 健康管理能力検定
監修: 日本成人病予防協会