りずみんの健康管理コラム

RIZUMIN’S COLUMN
りずみんの健康管理コラム りずみんの健康管理コラム
2022.12.16
カラダ
ストレス
メンタルヘルス・心の健康管理
ライフスタイル
通年
  • #通年

疲れが取れない!原因は脳疲労かも!?

疲れが取れない!原因は脳疲労かも!?

疲れがたまっていて、なかなか取れない人は、多いのではないでしょうか?
「疲れ」は体が出している異常なサインです。この状態で、さらに無理をしたり、疲れが解消することができないと、体内をコントロールする神経の働きも乱れてしまい、体調を崩します。いつもより疲れているなと感じているときは、疲労具合をチェックし、疲労回復に努めることが大切です。
今回は、あなたの脳疲労度をチェックして、疲労の原因やメカニズムを解説していきます!

あなたの脳疲労度をチェック!!!

まず、自分自身の脳疲労度のチェックから始めます。次の1~12のうち当てはまる項目をチェックしてみましょう!


  1. ① 食事がおいしくないと感じることがある

  2. ② 夜中に目覚めやすい

  3. ③ 便秘がちである

  4. ④ 集中力が続かない

  5. ⑤ 判断力が最近低下したと感じられる

  6. ⑥ 物忘れが多い

  7. ⑦ 考えがまとまりにくい

  8. ⑧ 体を使わないのに疲れを感じる

  9. ⑨ 無気力になることがある

  10. ⑩ いつもイライラしている

  11. ⑪ 気持ちが沈んで暗い気分になる

  12. ⑫ 何もないのに不安を感じることが多い



当てはまる項目の合計
1~3個・・・脳疲労レベル→低
4~7個・・・脳疲労レベル→中
8個以上・・・脳疲労レベル→高

脳疲労レベルが中~高の人は、疲労が解消されずに蓄積している傾向にあります。この状態を放っておくと、さまざまな病気にもつながりやすくなります。

そもそも疲労ってなに?

そもそも疲労とは何なのでしょうか?
疲労とは、痛みや発熱と同様に「これ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びますよ」という人間の生体におけるアラーム機能のひとつであり、この「疲労」「痛み」「発熱」は三大アラームと言われています。痛みや発熱は鎮痛剤などを利用して対処している人が多いですが、「疲労」は痛みや発熱に比べ危機感を感じられにくく、対処していない人が多いのが現状です。

休息を十分にとることができずに、疲労が蓄積してしまうと、心身への負担が大きくなり、思考能力低下や刺激に対する反応の低下、注意力の低下、行動量の低下、目の疲れ、頭痛、肩こり、腰痛などの症状が現れるようになります。

疲労の原因とメカニズム

疲労の原因は大きく分けて「肉体的疲労」と「神経的疲労」の2種類があります。

肉体的疲労

スポーツや重労働などをした後や、筋肉を使い続けたときにおこる疲労です。筋肉疲労とも呼ばれ、痛みを感じると筋肉痛と呼ばれています。

神経的疲労

ストレスを受けることで起こる疲労や、PCやスマートフォンの長時間使用などで、視神経や脳が緊張した状態が続くことにより起こる疲労です。

肉体的疲労と神経的疲労は、どちらも筋肉や脳の細胞が働くために酸素を消費する際に活性酸素が発生し、活性酸素により傷つけられた細胞が「パフォーマンスが低下しているよ」と"脳に「疲れ」のサインを伝えている状態です。
すると、疲労物質(FF=ファティーグファクター)が発生し、体内で増加していき、疲労物質が増えている情報が脳へと伝えられて、「疲れたなぁ」と自覚するのです。

疲労解消するには!?

疲労物質(FF=ファティーグファクター)を解消する疲労解消物質(FR=ファティーグリカバリーファクター)というものがあり、体の中で生み出すことができるポイントとして、次のようなことが挙げられます。

・抗酸化作用のある成分(ポリフェノール・ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど)の摂取
・毎日10分~20分程度の運動
・リラックスし、良質な睡眠をとる

食事、運動、睡眠などの生活リズムを整えることが大切になります。

文部科学省後援 健康管理検定3級公式テキストでは、体内時計を活用した生活リズムや体内リズムを日常生活で活用できる知識を学んでいただけます。
また、健康管理検定2級公式テキストでは、睡眠のメカニズムや時間栄養学など、健康に過ごすために欠かせない知識が満載です。
健康で健やかな毎日を送りたい方はこちら(健康管理検定テキスト詳細)

著者: 健康管理能力検定 監修: 日本成人病予防協会