りずみんの健康管理コラム
RIZUMIN’S COLUMN- #春の健康管理
新しい環境に適用できずうつ病のような症状が現れる5月病の症状と対処法
5月の連休も終わり、「なんかやる気がでない。」「仕事や学校に行くのが面倒・・・。」「5月病かもしれない?」と感じる人はいらっしゃいますか?
4月に入学、入社、転職などした人が、始めのうちは緊張とやる気でなんとか乗りきれたものの、連休を挟むことで、気持ちが途切れてしまい、新しい環境に適用できず、うつ病のような症状が現れるのが5月病。
今回は5月病の症状と対策についてご紹介します。
5月病の具体的症状
- ● やる気がおきない
- ● 人と会いたくない
- ● 不安・憂鬱
- ● 思考力や集中力の低下
- ● 体がだるい
- ● 眠れない
- など
5月に症状が現れやすいので「5月病」という名前がついていますが、このような症状は、夏休みあけの9月などにも現れる可能性があります。
誰しも5月病になり得る可能性がありますが、責任感が強く完璧主義な人、几帳面な人、内向的でがまん強い人ほど、なりやすい傾向があるといわれています。
5月病に効果がある栄養素をしっかりとりましょう
ビタミンC
ストレスを解消するには、抗酸化力が高く免疫力を上げるビタミンCが必要です。
また、ビタミンCはストレスを受けるとどんどん失われていきます。
ビタミンCは、体内に蓄積することができないので、毎日摂取することが大切です。
緑黄色野菜、5月なら、新鮮ないちごがオススメです
カルシウム
カルシウムは、刺激に対する神経の感受性を鎮める働きがあるため、不足して血液中のカルシウム濃度が低くなるとイライラしやすくなります。カルシウムは、刺激に対する神経の感受性を鎮める働きがあるため、不足して血液中のカルシウム濃度が低くなるとイライラしやすくなります。ストレスがたまると副腎皮質ホルモンが分泌され、腸からのカルシウムの吸収をさまたげるとともに尿からカルシウムを排出してしまうため、さらにカルシウムが不足します。
乳製品や小魚、小松菜、切り干し大根などにはカルシウムが多く含まれています。
ビタミンB群
ビタミンB群は、抗ストレス作用があり、また蛋白質や細胞の新生に関わったり糖質の代謝を助けたりするため、不足するとエネルギー不足で疲れやすくなったり、イライラしたりします。玄米、豚肉、うなぎ、納豆、カツオ、アーモンド、バナナなどはビタミンB を多く含んだ食品です。
ストレスをなるべく取り除いて、気分転換をしましょう
5月病の主な原因は、過剰なストレスです。
ストレスがゼロの生活は難しいですが、避けることができるストレスはなるべく避け、心と体にかかる負担を減らすことが大切です。
ストレスを減らすポイント
- ● 忙しく疲れている時ほど、休憩や睡眠をしっかりとりましょう。
- ● 仕事や家事を1人で抱え込まず、同僚や家族を頼りましょう。
- ● 友達となにげないおしゃべりをしながら食事を楽しむのもよいでしょう。
- ● 新緑の美しい季節に、のんびりと散歩するとよい気分転換になります。
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著者: 健康管理能力検定
監修: 日本成人病予防協会